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甘やかしの天才

若干の桃色要素あり。「どうした? 浮かない顔して」俺の恋人――ディアッカが笑いながらカフェラテを差し出す。疲れた時に甘いものが欲しいと思う俺のことを、ディアッカは随分よく見ている。どうしてコイツはこう、気がつくというか、人たらしなのか――。…

リベンジ

「クソッ……」奴にチェスの勝負を挑んで、いったい何戦目になるのだろうか?覚えている限り、数える程しか勝てた試しがない。「イザーク……またアスランに負けた?」「うるさぁいっ!」同室の男に憤慨し、またしても吠える。もう喉が灼けそうだ。「何でかね…

本日、当宙域は戦闘状態につき 2

喧嘩するけどディが折れる。折れると見せつつ実はやり手。したたかなディと絆されやすいイザの緑白ディアイザつづき。居住区に向かうエレベーターに半ば無理矢理乗せられたイザークは、居住区にたどり着いたことを知らせるベルが鳴るや緑色の一般兵用パイロッ…

本日、当宙域は戦闘状態につき 1

喧嘩するけどディが折れる。折れると見せつつ実はやり手。したたかなディと絆されやすいイザの緑白ディアイザかねてからの不安定な情勢のなか、プラントでは軍事力がもたらす外交不安の解消や現状打開への期待の声とギルバート・デュランダル議長への信任が高…

縛れないモノ

※ガンカフェZ.A.F.T.ディナーストーリー前提DY小説 プラントの首都、アプリリウスの第一基であるアプリリウス・ワンの中央シャフト周辺、高層住宅の摩天楼の中の一角に、彼らの住む家はあった。 声紋による個人識別を行う地下駐車場を、白いスポ…